自分の「やらかし」を見つめよう

自分の「やらかし」を見つめよう

2020年07月18日(土)10:43 PM

7月も中盤というのに日々雨に閉じ込められ、涼しい日が続いていますね。夏本番に向けて体調管理にはくれぐれも気をつけましょう。

さて、タイトルを見て「やらかし」とは何だろう、と思った方もいるかもしれません。学校の勉強で言えば、それは「間違えた問題」のことです。
よく「計算ミスに気をつけなさい」「ケアレスミスに注意しよう」とざっくり指摘されることがあるかもしれません。でも、「計算ミス」「ケアレスミス」とはなんでしょうか。計算でミスをしたから「計算ミス」、うっかり注意を怠ったので「ケアレスミス」なのであって、原因はそれぞれ違います。そんなのどう注意すれば、と思うかもしれませんが、意外と生徒によって傾向は変わってきます。
たとえば、計算ミスについて詳しく考えてみましょう。ある生徒は分数を通分する際に分子が「3x-2」のように複数の項になっているときに、後ろの「-2」部分にかけ算をするのを忘れることが多いです。また別の生徒はマイナス符合を見落とすことが多いです。このようにミスの傾向は人によって違います。
ケアレスミスについても同じです。英語で3単元の-sを忘れがちな生徒、語順整序問題で単語の書き写しミスが多い生徒、様々です。
自分がどういうミスが多いのか、それを自覚できれば、おのずから注意することもできるでしょう。では、その傾向をどうやって知ればよいのでしょうか。そこでタイトルに戻ります。自分の「やらかし」を見つめましょう。材料は身近なものです。今まで問題を解いてきたノート、過去の定期テストの答案、終わったからと捨てがちになるそれらは、実は効率よく勉強するためのデータの宝庫なのです。
そのために必要なのは、問題をノートに解くことです。それから、丸付けのときに自分がどうミスをしたか簡潔でいいので書いてみるのもいいかもしれません。「符合」「3単元」「小数点」「さっぱり分からん」など、あとで見返すと、自分がどうミスをしたのか、何が分からなかったのかが分析しやすくなります。
一人ではそんなことができそうにない、という方は、当教室で一緒に勉強してみませんか? 上記に挙げたのは指導の一例なので、全ての講師がこういったことを実施しているわけではありませんが、自分ではあまり振り返りたくないミスも、しっかり指摘してくれることだけは間違いありません。
7/30より夏期講習も始まります。お申し込みがまだの方も、ぜひ当教室にお問い合わせください。一緒に頑張りましょう。


  |