自分から学びたいと思わせる

自分から学びたいと思わせる

2022年09月02日(金)1:42 PM

 長かった夏休みも明け、保護者の皆様も一息ついたところでしょうか。休み明けは、夏休みをいかに過ごして来たかで明暗が分かれてしまうことがありますが、それも挽回できないことはありませんので、あまり悲観的になることはありません。

 人間の記憶や学習意欲には、『興味』が深く関わってくると言います。
 事実、歴史が覚えられないと嘆いていたある生徒に「日本の歴史が全然頭に入らないなら、学研とかで出してる『まんが日本の歴史』みたいなのを2、3回通読してみるといいよ」と言ってみたところ、各時代のおおまかな流れが頭に入り、細かい用語などを補充するぐらいでなかなかの成績をたたき出したことがありました。しかし、これをまた別の生徒に薦めてみたところ、「読んでいるうちに眠くなって無理」と言われてしまいました。後者の生徒は後日、男女逆転版のマンガ『大奥』にハマり、マンガで書かれたことと史実がどのくらい同じなのかと自分で調べているうちに、江戸時代の出来事だけはしっかり記憶に焼きつきました。
 興味を持ったり、面白いと思ったりすれば、自然と記憶に定着しやすくなりますし、自分で調べる習慣がついていれば、さらに詳しくなります。そして、自分で調べたことは忘れにくいものです。
 好奇心の種を育てるには、日ごろから周囲に目を向けさせることがまず必要です。日頃の家族の会話の中で「そういえばあれ、どうしてなんだろうね」「この後はどう進むんだろう」など日常のささやかな疑問で構いませんので考えさせる声掛けなどしてみてください。その上で「ちょっと調べてみようか」まで持っていければなお良いでしょう。人間、イチから新しい行動を覚えるのは難しいです。基本的に誰かの真似をして学習していくものですので、保護者の方が自分から調べる姿勢、調べ方を見せるなどを繰り返していけば、お子さんの好奇心の種も芽生えてくるのではないでしょうか。


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